5.手荒れ、肌荒れ
美容師にとって職業病のようなモノであり肌の弱い方は手荒れ対策をひどくなる前にして行かなくてはなりません。
ひどい方だと手の平から肘あたりまで荒れる事もあります。
アレルギー体質の方でもっとヒドい方は全身に発疹でできて見ているこちら側も見るに耐えない状態です。
医者からも辞めるまでは治らないと告げられ泣く泣く辞めて行かれる方がいます。
もともとの体質の方もいれば食費を削りカップ麺のみなど偏った生活から免疫力が低下し発症したケースもあります、また精神的な場合や季節的なものもありますのでパッチテストなどは怠らないように
しかし昨今は手荒れの恐れのある方でも働けるカット専門店などもあるので昔に比べると転職先もあって優しくはなってきてます。
また医療費を節約してしまうケースもありますが結果として高くつきます
4.理想とギャップ
新卒生の方に良くある離職理由なのですが、お客様側として見てきた美容師と働き出してからの美容師のイメージでは180度変わると言っても過言ではありません。
周りから見ると華やかでオシャレな職業かもしれませんが、働きだすとそのイメージもなくなり思っていたのと違うといったギャップが生じて去って行かれる方が毎年おられます。
働きだしてもお客様時代のようにおもてなしをしてもらえると勘違いして入社するとエライ目にあいます。
またこの業界は徒弟制度の名残が色濃く残る業界です
徒弟制度は一言で言えば上司の意見は絶対、部下が先に来て後に帰るのが当たり前と言った物です
スポーツ部の経験があれば耐えることができるかも知れませんがアルバイトも部活もといった方がリタイアする傾向はあります
当社ではそういいたミスマッチがないように内定するまでに1日日当を出し働いていただいた上での入社新卒者に関しては入社前にアルバイトまたは練習会へ参加していただきコミュニケーションを確認したうえで決定しています
3.給与
違法サロンのケースでは見習いは手取り13万とか良くある話です。
サロンによっては良い所も増えてはきましたが、美容師の平均年収はアシスタント〜オーナーを平均して250万程と言われています。
但し今後団塊Jr世代の引退後は250万円の所得が平均になるとも見られています
独り暮らしになると家賃、光熱費、食費、携帯代でほぼなくなってしまい、服などを買う余裕はなく安い服をどうオシャレに着こなす方も多いです。
格差は大きく売れっ子になるとそこそこ給料を貰えるようになりますが、そこまでの道のりで耐えきれずに挫折される方が大半です。
当社では評価して欲しい所の確認またアシスタントにも歩合手当を用いる事で離職率が下がりました
ここ10年で最低賃金は27%上昇しアシスタントの初任給も大幅に上がっています
先輩に話を聞くのであれば25歳くらいの方が良いと思います
30歳以上ですと働き方が異なり40代は美容師ブームを牽引した時代ですので更に厳しく見られます
お客様としてサロンに足を運び後日内見される形がベストです
お客様目線でみることは内見、体験、面談後では不可能です
可能であるとすれば現状の否定となってしまいますからね・・・
2.労働時間
1日の半分以上は確実に拘束される美容師。
家庭を持つと家族の時間が取れずに辞める方や、友人と遊ぶ機会もなくなり何の為に働いてるのかと気持ちにブレが生じてきて去っていきます。
ある程度改善されているサロンも増えては来ています
当社では完全週休二日制以上の形で月9,10日休みが取れます
プライベートも優先できるようにしており例えば店長でも冬休み明けの初日が同窓会と被ってしまった際に休暇を許可したこともあります
またお子さんのいるスタッフの場合当日急遽体調を崩した際も早退可能
相手の立場に立って考えます
1.人間関係
どこの業界、職場でもある話しですが人間関係は辞める人がサロン側に伝える内容は上記の4点や家庭の事情なとが多いですが、本音を探ると人間関係は必ずと言って良い程でてきます。
スタッフとは1日の半分を過ごす事もあり嫌な部分も垣間見えてきます。
当社では人間関係が退社にならないように個人面談また定期的にアシスタントのみやスタイリストのみの会議
アシスタントのみの飲み会など本音を語れる機会を増やし対策に励んでいます
当社では入社して欲しいターゲットを共有することによりミスマッチを防ぐように対策をしています
また馴染めない人がいないように食事会や合同練習回を設けています
最後に
これら全てがどの事業所にも当てはまるわけではありません
ただ本当はわかっているのに知らないふりをしているまたは、他社も同様だと脅して劣悪な環境で働かされている人もいる事実をこの業界を目指す前に知って欲しいと思い書かせていただきました
もちろん当社が優れている訳ではありません
ただ頑張って環境改善を目指しているのに「美容業界は・・・」とひとくくりにされたくないのです。